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発想法カルタ

「発想法カルタ」開発物語
2001.1.26
仮説実験授業研究会・北海道
丸山 秀一

◎謝辞
 板倉聖宣先生の『発想法かるた』は,もともとことわざ好きのボクにとって,大歓迎の本でした。しかもその「かるた」には,仮説実験授業の思想だけでなく,日々の生活にも役立ちそうな哲学がいっぱいつまっています。そんな「かるた」をボクは以前から生徒さんたちとたのしみたいと思っていましたが,なかなか「かるた」そのものができあがりませんでした。それは「かるた」の絵がなかなかできあがらなかったためだと思います。そうしてボクの希望は叶わないまま月日が過ぎていきました。
 いま同僚の先生が,かなり「たのしい授業」に関心を持ってくれています。でも彼女は国語の担当なので,仮説実験授業をそのままするわけにもなかなかいきません。そこでいつもボクと授業のアイディアについて話し合っています。そんな彼女が豊田泰弘先生が作った「漢字部首カルタ」を始めて,そのあとに「ことわざの勉強」として「いろはカルタ」を始めました。「いろはカルタ」の授業のことを考えているときに,「上の句と下の句に分けてみたらおもしろいのではないか」と思いつきました。そうして彼女が作ったのが,「上の句と下の句をつないで正しいことわざにする」というプリントです。正しい組み合わせでなくても,「なるほど」と思えるものや,おかしいものもあってなかなかたのしめます。さらにボクは,「これをカルタにしたらどうかな」と思って,「いろはカルタ」を「上の句下の句カルタ」に変えたものを作ってみました。作り始めてすぐに思いついたのが,『発想法かるた』のことです。この方法でなら,簡単に「発想法カルタ」ができるではありませんか。
 そうして『発想法かるた』(仮説社)からボクの好みで56個抜き出して作ったのがこの「発想法カルタ」です。字だけでちょっと淋しく,やはり絵が欲しいような気がしますが,その才能はボクにはないので,とりあえずはこれで大満足。
 作るきっかけを与えてくれた同僚の松本陽子さんに感謝申し上げます。

◎ダウンロード

 それぞれのファイル名をクリックするとダウンロードします。これらのファイルはPDF形式です。


「いろはかるた」上の句下の句版  irohakaruta.PDF 14KB


「発想法カルタ」 hasohokaruta.PDF 15KB  ★以下の「ご注意」をお読みください。

◎ご注意
 「発想法カルタ」は板倉聖宣先生の著作物がもとですので,無断に複製したり,商業用途に使うと著作権侵害となります。そのことを考えて,このファイルを印刷・改変するのにはパスワードが必要なようになっています。またPDF形式のため,多少文字がずれています。パスワードは,著作権のことを理解していただける方だけにお知らせしますので,メールでお問い合わせください。



 板倉先生から学んだ「お気に入りの哲学・発想法」です。ボクがお聞きしてボクが理解したことを書いているだけですので,内容はかなり怪しいと思ってください。ここからの引用転載はお断りいたします。


■愛国者と総合学習

 99.11.18 板倉研究室にて

 文部省が新学習指導要領で導入する「総合的な学習の時間」について2000.1号の『たのしい授業』に文章を書くつもりだ。「国旗国家法案」の成立を見ても,どうも政治家には,この「総合的な学習」というのができていないのが多いようだ。かつて中曽根首相は,「積極的に輸入品を使うように」といった。彼は世界における日本の立場をよくわかっていたのである。せめて中曽根ぐらいに総合学習をしてもらいたい。国旗のことについても,総合学習をすれば,「愛国者だから国旗を掲げない」ということになるだろう。(要旨)

 ボクはかねてから「日本の国が好きだけど愛国者にはなれない」ということに違和感を感じていました。愛国者になれば,右翼の活動家のようなことをしなければならないような気がしていたのです。そして,なるべく日本製の製品を買うようにしていました。しかし,どうやらボクも総合学習が足りなかったようです。これからは「ボクも中曽根」で,堂々と愛国者になれるような気がします。『たのしい授業』1月号がたのしみです。(99.11.28)



■全国大会について

 99.1.10 帯広大会実行委員会にて

・「参加者によって組織は変化する。だから最初から組織を規定しない。」

 教育での「子ども中心主義」に通じるものを感じました。組織の主役は〈参加者〉ですものねぇ。

・「伝統を受け継がない。」

 これも上記と関連があるでしょう。

・「実行委員が裏方に徹するのは,組織の腐敗である。」

 この言葉がとてもおもしろく,印象に残りました。最初はよく分からなかったのですが,考えてみると,やっているひとたちがたのしくなければ,どんどんとつまらないものになっていってしまいますものね。授業でも,教師が我慢して無理してやっているのなら,それはたのしくなりませんから。


■授業書について

99.1.8 北海道仮説実験授業入門講座の授業書開発講座にて

・「答えが決まっている問いは答えにくい。A説・B説というように考えが分かれる方がよい。」

・「あたりまえの質問はしない。」

・「〈考えて欲しいこと〉を〈問題〉とする。〈外れても良いこと〉を〈問題〉にしない。それは〈お話〉にする。」

 ボクも仮説実験授業を知ったばかりの頃は,授業書を作ろうとして挫折した経験があるので,この講座はよく分かりました。丁寧に作ろうとして,あたりまえの質問をしたり,「予想が外れるたのしさ」ばかりねらって〈問題〉を作ったりしていました。
 ボクは今は授業書作成は一切諦め,他の方が作ったプランなどの検討をたのしみにしています。そのときに「これはどうかな」と思うことがあるのですが,その理由を明示できないことが多かったのです。でも講座に出て,「そういうことだったのか」と思うことが多かったです。



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