仮説実験授業研究会1999夏の全国大会

北海道・帯広大会報告室

メールで反応をどうぞ。伝言板に反応をどうぞ。



夏の全国大会の個人的報告記です。

また,この掲示板はみなさんに自由に使っていただくことも考えています。ここに掲示したいことがありましたら,メールでお知らせください。署名のない記事は丸山秀一によるものです。

 泉斗音美さんのホームページの「帯広大会報告記」は写真も満載で,とてもたのしいです。ぜひそちらもごらんください。

板倉賞は小笠原智さんへ

 「小笠原さんが板倉賞受賞」という事実を知ったボクは会場にいる北海道の会員にその事実を伝えて回ったのでありました。千葉の塚本浩司さんによると「以前から千葉の坂井美晃さんが小笠原さんを板倉先生に推していた」とのこと。しかし坂井さんは「本当に受賞したの?」と驚いていました。受賞のスピーチでは感激のあまり何も言葉にならなかった小笠原さん。その様子を見て,「これは冬の大会でスピーチを聴かなければ」と思った北海道の会員も多いはず。今度の冬の大会には北海道からの参加者が増えそうです。だって,「ゲンシマンショー」を当然,やるんでしょうから。
 勢いに乗った小笠原さんの活躍がたのしみです。

板倉賞受賞の真相?!

 上記の記事について塚本浩司さんから反応をいただきました。塚本さんの了解を得て掲載いたします。うーん,奥が深い。

 坂井さんがずっと前から,大会のたびに(半分ふざけて)「今度こそ,原子マンでオガさんが板倉賞だ」といっていました。
 ずぅっと前(たぶん第2回か,第3回板倉賞の頃)に,その年の板倉賞が発表された後,ボクが冗談半分で,「坂井さんがそんなこと言っていましたよ」と,板倉さんに伝えたことがあります。
 そのときの板倉さんの答えは,「ゲンシマンが,仮説を受けている大多数の子どもに知れ渡るくらい有名になれば,それもありうるねぇ。まだ,そういう段階じゃないでしょ」というような答えでした。(ノーミソテープ)
 おそらく,板倉さんはそんな会話も忘れているでしょう。ボクが板倉さんとゲンシマンの板倉賞について話したのはその1回きりですし,坂井さんが直接板倉さんに推薦していたことは無いと思います。
 ちなみに,今回も坂井さんは直前まで,「ゲンシマンで板倉賞だ〜」と騒いでいたのですが,ボクは「またか」と,冷ややかに聞いていたのでした。
 そのくせ,坂井さんは板倉賞発表のときは,本部で資料のコピーをしていて,歴史的瞬間を見逃したのでした(あれだけ何年も騒いでいながら,ちょっとおマヌケである。)

坂井さんの告白

 上記,塚本さんの反応について,坂井美晃さん本人より反応をいただきました。坂井さんの了解を得て,掲載いたします。森鴎外の話題は,『模倣の時代』での森鴎外ですな。ボクの賞へのご推薦は,ごひいきがうれしいですが,それこそとんでもなく畏れ多いことであります。どうか,これからは「ひいき」だけでお願いいたします。でも「授業に役立つ」という評価には,ちょっとびっくりしました。あまり意図していなかったことだったからです。

 塚本さんが言うとおり,ボクが板倉さんに小笠原さんの板倉賞を推薦したことはありません。ただ,かなり前から,塚本さんや田部井さん,塩野さんたちに,「次こそ板倉賞はオガさんだ!!」と言っていました。(5年くらい前のサークル資料にも書いたことがあります。)
それで,塚本さんが板倉さんに聞いたことはあったみたいですが,そのときの板倉さんの返事は,たしか「ゲンシマンが単行本化されるようになったら,考えてもいいね。」とのことだったように塚本さんから聞いた記憶があります。そのとき「こりゃ,10年以上かかるなあ」と内心思いました。しかし,単行本化よりも受賞の方が先でした。

 でも,ボクが言い続けていたのは,半分冗談・半分本気だったのですが,「いろんな仕事を評価する」という点では,価値ある受賞だったと思います。
 これは,仮説実験授業を受けている子どもたちと同じですよね。いろんな生徒がいて,授業の中でいろんな活躍をしてくれて,お互いのスバラシサを認めあうことができる。
 結局,仮説実験授業研究会は,その授業と同じように組織・運営されているんだなあ,とあらためて感心しました。(「感動」と言ってもいいかも知れません。)

 しかし,ホームページの「・・・の真相」というように,週刊誌風のとりあげかたには笑えました。なかなかいい味を出しています。

 さらに,この際だから大風呂敷を広げますが,ボクが「板倉賞をもらえたらいいなあ」と思っている人があとふたりいます。

 一人は,名古屋の牧野英一さん。何と言ってもマッキーノの普及はすばらしいです。実際,役に立っている人も多いですし,ボクもとてもお世話になっています。(しかし,ボクが牧野さんに「マッキーノが仮説より生徒によろこばれたりすると,ちょっとイヤだ・・・。」と言ったら,牧野さんは「はたしてどっちが森鴎外なのかな?」 みたいなことを言っていた。まあいいや,受賞したら認めます。「ボクが森鴎外ですよ」と。)

 それから,やっぱりこのホームページ作者の丸山さんですよね。仮説関係のホームページもいくつかありますが,授業に役に立つという点ではここが1番じゃないでしょうか。(これはボクの主観ですが・・・。)

売場でもうけるか

 今回のボクの売場では,「原子の標本」と「ビースピ」が完売いたしました。特にビースピ(通過速度を測るおもちゃ)は,すぐに売れてしまい,みなさん何に使うのか興味があります。買ったヒトはぜひ教えてください。
 さて今回の売り上げは約10万円。とても儲かったような気がしますが,利益率はだいたい2割で2万円。それで手間などを考えると・・・・完全に赤字であります。特に今回は地元での大会と言うことで,本州からおいでのみなさまに大盤振る舞いをしたので,さらに・・・。
 売り物は「売れるとうれしいけど,ちょっと困る」という感じがあります。だってまたそろえなければならないから。ボクが扱っている単体各種は,ε万円の単位で仕入れているので,そんな感じになるのです。
 でもボクにとっての売場は,授業と似ています。「これを喜んでもらえるかな」と予想をして,商品を用意して,実験にかける。
 それになんといっても,ボクは大会に行ってもほとんど売場にしかいないので,売場がないとボクの居場所がなくて困るのでした。
 

後泊はかんぽの宿がおすすめです。

 1月の帯広での入門講座の後泊として「かんぽの宿十勝川」に宿泊しました。とてもきれいなところで,その上1泊2食で4000円ぐらいでしたので(北海道教職員互助会の宿泊補助券使用&簡易保険加入者),講座の疲れをいやすには最高でした。全国大会会場からは車で10分ぐらいです。
 千葉の坂井さんが,この情報を見て,ここに家族で宿泊されることにしたようです。どうでしたかぁ。

習慣の違い?

 会場のホテルは階段が使えないので,移動のため二つしかないエレベーターはいつも混雑していました。そこで感じたことは,乗っている人が降りる前に,乗り込んでくる人が多いことです。ボクは,いままでホテルやデパートなどでこんな体験をしたことがないのです。みんな急いでいるのだなぁ。それともこれは地域性かしら。東京の駅などを歩く人々の速さに,ボクはびっくりしたことがあります。電車なんかも混雑していると,「降りながら乗っている」という感じになりますよね。特に参加者は,ほとんどが教師でしょうから,「これはマナーではないのだなぁ」と感心していました。

料理についての反応

 ホテルの食事は朝夕がバイキング形式で,ちょっと疲れました。内容については,本州の人たちには「とてもおいしい」と好評だったようですが,地元のボクたちにとっては,「あれが?」という感じです。初日の夕食で,イクラを山のようにご飯の上に載せていたのは,間違いなく本州の人たちですねぇ。ほかの店などで,北海道らしいおいしい素材の食事をみなさんされたかしら。

プラズマボール実験室

 〈プラズマボールで遊ぼう〉というプランを発表された埼玉の実藤さんをお誘いして,プラズマボールをわざわざもって大会に参加してくれた,北海道の岩瀬さんと増田さんの4人でひっそりとしたナイターをやろうと思っていたら,なんと会場には20名ぐらいの参加者がいました。昨年のシアターに深く関わっていた山田正男さんも来てくれていたので,蛍検電ドライバーの原理の説明やプラズマボールをたくさん並べたときの反応について実際にやってみてくださいました。おかけでかなりすっきりした気がします。これでプラズマボールについてのホームページも更新できそうです。でも,岩瀬さんも言っていましたが,「もっともっとやってみたかった」。やはりプラズマボールは最低二つ必要なようです。うーん・・・。


「惑星1億分の1図」レポートの発表

 天文の分科会がなかったので,「その他分科会」での発表となりました。黒板に「惑星1億倍図」と書かれていたので,「間違っているなぁ。惑星を1億倍してどうするの」と思っていたら,自分のレポートのタイトルがしっかりと「1億倍」となっていました。原子が好きだと言うことでお許しください。
 分科会には松本キミ子さんがいらして,とても得をした感じでした。キミ子さんのコメントに見られる発想法がとても勉強になりました。


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